かつて、食用や毛皮の為何万羽もの数を獲られていたというエゾユキウサギLepus timidus ainu 。
以前は本州のノウサギの亜種と考えられていたこともあったようで
エゾノウサギという名の方がしっくりくる方もいらっしゃるかもしれません。
現在は本州以南のニホンノウサギ(Japanese hare)とは別種とされています。
(※『The Wild Mammals of Japan Second edition』 SHOUKADOH による)
広くユーラシア北部に分布するユキウサギ(mountain hare)の北海道亜種で、
学名に亜種名としてのainuが付いています。
アイヌ語では地方にもよりますがイソポとかイセポ「i-se-p-po(キイキイ鳴く小さなもの)」と呼ばれています。
アイヌと自然デジタル図鑑によりますと、釧路地方の日常語では「イソポ」を使うとありました。
そして、北見地方も入れて、”これらの地方では普通「カムイ」をつけて「イソポカムイ」(ウサギ・神)と言っている”とも。
普段、阿寒湖温泉街の周りを歩くだけではあまり目にしない彼らの足跡。
近くですが行くとこにいくと、反対にキツネよりユキウサギの足跡の方が多い有様でした。
ユキウサギとキツネとネズミの足跡が交差しています。 |
小学校の飼いウサギ、のイメージでいると大きいいなぁ!と感じるユキウサギです。 |
いきいきとした姿が想像できるような沢山の足跡と透き通った冬の空気に
心も晴れた一日でした。