2016年6月11日土曜日

阿寒湖の森の今 【西の森編】  Fresh Akan : Maeda Ippoen's forest in the west


地元の人々が「シリコマ」と略して呼ぶところ、

シュリコマベツ湾及びその周辺(川もあります)の森に行ってきました。

地形図とにらめっこをしながら、歩くところを見、周りを見ながらです。

何となく見えないアンテナを自分に立てている氣分で、

「何か」を探しているような、いないでいるような、

初めて歩くところはヘンな感じがします。




昔、「春別(しゅんべつ)」という場所に住んでいました。

油のようなもの(下写真)が湿地にあったとき、sum(油)というアイヌ語が地名の由来だと

教えてもらいました。

その後いろんな場所でこの油のように見えるものを見ましたが、どうも調べてみると

その正体は鉄の酸化被膜の様です。



 いつもとは違う、雄阿寒岳の姿。

1万年も前のこととはいえ、湖の中央部からあんな火山がそそり立ってきた当時は

どんなだったのだろう?!>!と想像できない想像が膨らみました。


「おにぎりすっとんとん♪♪♪」

、、、聴こえてきそうな穴や、



 あら、やっぱりありましたか!

、、、のヒグマの痕跡。

違和感を感じ、何だなんだ?と思うのでした。シカの足跡の中のヒグマのうんち。

少し時間が経っています。どれくらい?はまだ私には分かりません。


前脚と後ろ足が重なっています。

足跡の向かっていた方向。クマもこのくらいの角度からこんな風に見たのかな?、と想像しながら。

 クマの余韻に浸りながら、森を後にしました。