ここは前田一歩園財団さんの南部の森。
いつも、その存在を肌に強く感じるところですが、今年もヒグマの残したものといきあいました。
5月中旬のことです。
少し古いとはいえ、足跡が向かう先にいくのはあまりにもドキドキするので、
どこからきたのかしら?と辿ってみることにしました。
自分がヒグマだったらどこを歩くだろう?
、、、などと考えながら。
途中方向を変えていましたが、引いた目でぐるりみまわすと、何となくみえてくるから不思議です。
雪が消え、水場から離れてしまい、分からなくなってしまいました。
でも、もっと見える人ならば跡を探せるのかもしれません。
それにしても、よく、冬眠明けにミズバショウの根を掘り起して食べる、と聞きますが
今回は葉を食べた跡ばかりでした。
散らかっていませんでしたから、みんなクマのお腹の中なのは間違いないでしょう。
ふと、ミズバショウのことを樺太(サハリン)のアイヌの人々は、
クマが好んで食べるので”イソキナ”(熊草)と呼んでいたというのを思い出しました。
林道に戻るとこの通り!
うーん、なかなか大きい!太い!
こうなると、クマの方がわたしのことをみていたかもしれません。
賢いクマのことですから。