2015年5月23日土曜日

クマの時間を辿る


ここは前田一歩園財団さんの南部の森。

いつも、その存在を肌に強く感じるところですが、今年もヒグマの残したものといきあいました。

5月中旬のことです。





少し古いとはいえ、足跡が向かう先にいくのはあまりにもドキドキするので、

どこからきたのかしら?と辿ってみることにしました。



自分がヒグマだったらどこを歩くだろう?


 、、、などと考えながら。

途中方向を変えていましたが、引いた目でぐるりみまわすと、何となくみえてくるから不思議です。




雪が消え、水場から離れてしまい、分からなくなってしまいました。

でも、もっと見える人ならば跡を探せるのかもしれません。


それにしても、よく、冬眠明けにミズバショウの根を掘り起して食べる、と聞きますが

今回は葉を食べた跡ばかりでした。

散らかっていませんでしたから、みんなクマのお腹の中なのは間違いないでしょう。

ふと、ミズバショウのことを樺太(サハリン)のアイヌの人々は、

クマが好んで食べるので”イソキナ”(熊草)と呼んでいたというのを思い出しました。


林道に戻るとこの通り!





 うーん、なかなか大きい!太い!

 こうなると、クマの方がわたしのことをみていたかもしれません。

賢いクマのことですから。